自由、平等、博愛といえばフランスですが、似た雰囲気のカードといえば「カップ(聖杯)のエース(1)」

「正義」のカードと言ってもいいのですが、どちらかというと私は数札のマニアなので、少々疑問のある方も今は少しおゆるしを。そして時間の無い方はここでおしまいに。
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マルセイユ版でのカップのエースの絵柄をみると、少し前にあった、大江戸博物館での特別展「ロシア皇帝の至宝展〜世界遺産クレムリンの奇跡〜」 に出ていたクレムリンエッグを連想させる。おおきな入れ物は、権力の象徴とも見て取れる。カップのエースを連想するといえば、もうひとつ、WC(ワールドカップ)のトロフィーも、私にはそうだ。
海外のああいうものは聖杯信仰の名残がみられて、面白いデザインになっている。WC(ワールドカップ)のトロフィーの台座はマラカイト(孔雀石)で、エメラルドを連想させるような色味のような気が!

聖杯のエースはトランプではハートのエース。このトランプでの意味も、成功や幸せで、誠実、博愛、情熱、希望などのイメージの宝庫である。カルメンの歌劇を私はまだみたことはないが、「カルタ占いの場」でハートのエースを皆が探っているはず、というのはわかっている。(そして、、カルメンが引いた死のカードはタロットでの「死神」ではないが、一般的にはそう思われているかもしれないな。)

この聖杯のエースが逆位置で出ると、一般的には「それを失う」というよりも、まだ準備ができていない(カップはふせられている)意味にもなる。立てておいても、ほこりがはいるばかりの場所においては逆にしとけ。という意味もある。
解説本の意味だけを考えると逆位置の説明は、占う現場においては説教になりがち。頭の中だけの誠実、博愛、情熱、希望はいつか現実になると教えるのが、健康的な占い師で、そのために何らかの徒労を求めるのは不健康な占い師だと思っておくのがよい。
古い物語の多くは、占い師や魔法使いが難題をつきつけるので、現実の相談においても、無条件にそれを受け入れやすいのでは?また、占いはそういうものだと思いすぎてやいませんか。気をつけてね。